財界ふくしま12月号、発売
財界ふくしま12月号、発売
■深層レポート
「積算ミスの連鎖」―会津美里町が突きつけた〝入札の危機〟
町の賠償額が最大で4000万円に跳ね上がることも…
今年4月に公告された会津美里町の本郷地域公共施設解体工事が、積算ミスにより2回にわたり入札中止となった上に、3回目の公告で9月に入札が行われたものの、今度は契約成立後に積算ミスが発覚し、契約解除に至るという事態が発生した。公共工事の入札をめぐり、いま自治体で何が起きているのか。積算ミスの連鎖で明るみになった「入札の危機」に迫る。
■レポート
立谷ショックで、迷走する相馬市長選
〝ポスト立谷〟は互いに後継を名乗る新人の争いに
12月14日告示、同21日投票の相馬市長選の最大の焦点は、6期目の立谷秀清市長の進退にあった。立谷は自らの去就については明言を避けていたが、この間、阿部勝弘副市長が市長選へ出馬するために辞意を表明。事実上、全国市長会長も務めた大物市長は今期限りが既定路線となり、立谷市政の与党市議が国とのパイプを維持するために新たな候補者を擁立。立谷の後継や市政の継承を自負する新人同士が争う選挙戦となった。
■追跡レポート
矢祭福祉会で勃発していた地元評議員の〝大量解任〟!
新役員の半数以上が町外在住者に
いまから約半年前の今年5月下旬、東白川郡矢祭町の社会福祉法人矢祭福祉会で当時の地元評議員6人の解任劇が勃発していた。本誌は一連の経緯を取材。「行政と矢祭福祉会の連携に支障が出ている」との声もある中、高信由美子理事長と金澤健至施設長に前評議員の解任の理由を質した。
■二本松市長選レポート
多選批判くすぶるも強靭な「選挙の三保」の壁
対抗馬擁立難航し連続無投票も?
11月23日告示、30日投票で行われる二本松市長選は、告示日まで1カ月を切った時点でも、現職・三保に挑む対抗馬が定まらず、多選批判くすぶるも三保5選が色濃くなってきている。
■ざいかい短信
・「内堀4選出馬」の陰で燻る「対抗馬・玄葉」の擁立
・現職の牙城に元課長が挑む広野町長選
■特別インタビュー
・根本拓衆議院議員
福島から選ばれた政治家として福島のため、日本のために勝負していく
・清原尚福島県医師会常任理事
医師の後継者問題に先駆的に取り組む福島県「医業承継バンク」事業
・本間達也福島県老人保健施設協会長
超高齢社会が抱える社会課題へ向けて
・前田泰彦福島県警備業協会長
価格転嫁に向けて警備員のレベル向上に力を入れる
・齋藤記子福島県中小企業家同友会長
会員強化・増加を通じて必要とされる同友会づくりへ
■首長インタビュー
箭内憲勝泉崎村長
泉崎駅周辺の開発を通じて若者の移住・定住を
■地域特集/インタビュー
村上利通国見町長
国見町に住み、暮らすことへの満足度を高めていく
■特別連載/〈第3回〉永井陽之助の人と思想
名著『政治的人間』を発刊
作家 笠井 尚
■連載/県内大学リレー寄稿「フクシマの未来像」【第114回】
「福島の今」を「福島で学ぶということ」の意味を改めて問い直す
木暮照正福島大学地域未来デザインセンター・教授
■連載/文化企業家の系譜
【第17回】有賀裕二郎有賀醸造(資)杜氏
日本酒が国内外で楽しまれるよう100年後の未来へ道しるべをつくる
■連載/昭和100年ふくしま
【第10回】(学)昌平黌